更年期障害と更年期うつの違い

更年期障害と更年期うつの違い

 

更年期障害は、閉経後の女性ホルモンのエストロゲンの減少が原因で起きるため、分泌が少なくなったホルモンの補充をするホルモン療法で治療します。

 

それに対して、うつ病は脳の神経伝達物質が活性化されていないことが原因で起きるといわれています。セロトニンやドーパミンといった脳の神経伝達物質を活性化することが必要で、そのために抗うつ薬などで治療が行われます。

 

 

更年期の時期は、女性にとって子供の独立や結婚、退職、夫婦関係、介護といった様々な問題や生活変化が重なるために、この時期にうつ症状が出てくる方もいます。

 

この場合は、更年期にうつ症状が出てきていても、その原因は女性ホルモンの減少とは直接関係がないため、更年期障害のホルモン治療をしても症状は改善しません。

 

しかし、厳密にその理由がホルモンの減少なのか生活環境の変化なのかを区別することは難しいため、一般的に更年期に起こるうつ症状は更年期うつと呼ばれています。

 

 

このような更年期うつの症状が出た場合には、婦人科や精神科で症状や生活環境の変化があるかどうかも含めて医師に相談するようにしましょう。